国際靴職人技能コンクール2010年
ハンガリーの靴職人コヴァーチ一家

International Efficiency Contest of the Shoemakers 2010
- Shoe maker KOVACS Family in Hungary -
07年に出展されていた、ヨージェフ・コヴァーチさんとJ・アッティラ・コヴァーチさんですが、2010年のコンクールにて、親子であると知りました。ヨージェフさんのお父様も靴職人さんだったそうで、三代に渡る靴職人一家になりますね。

ヨージェフ・コヴァーチさん製ハイヒール

ヨージェフ・コヴァーチさん作のハイヒール。銀メダル受賞でした。

ヨージェフ・コヴァーチさん製メッシュ靴

やはり銀メダル受賞の、夏用と思わしきメッシュ革を用いたダービー・シューズ。
ヨージェフ・コヴァーチさん製メッシュ靴のソール

ヒールの細かな釘打ちは、ヨージェフさんらしい仕様ですね。
ヨージェフ・コヴァーチさん製靴

こちらの靴では銅メダル。前回のコンクールでは、「2007」の刻印を打った靴を出展されておりましたが、今回はやはり、「2010」の刻印ですね(笑)。
ヨージェフ・コヴァーチさん製靴

サイドウォールが立つ東欧靴らしいフォルムに、釘とメタルチップで頑強に仕上げたソールも、ヨージェフさんらしいですね。銀メダル受賞でした。
J・アッティラ・コヴァーチさん製ハイヒール・ブーツ

こちら以降は、J・アッティラ・コヴァーチさんの作品になります。金メダルとヨーロッパ革販売業者中央連合名誉賞となった、貴族的なハイヒール・ブーツです。
J・アッティラ・コヴァーチさん製ハイヒール・ブーツ背面

背中まで見事に装飾されております。
J・アッティラ・コヴァーチさん製ハイヒール・ブーツ側面

シングルソールですが、土踏まず部分はさらに薄く仕上げ、屈曲性を高めようとしておりますね。
J・アッティラ・コヴァーチさん製ハイヒール

こちらのハイヒールでは金メダル。ソールに絵を彫るのは、アッティラさんらしい意匠ですね。
J・アッティラ・コヴァーチさん製魚皮靴

なんと!魚の皮による靴です。「何の魚ですか?」と聞いたところ、「分からない」とのお答えでした(笑)。おそらく繊細な素材でしょうから、釣り込みも難しいのではないでしょうか。金メダル受賞でした。
J・アッティラ・コヴァーチさん製魚皮靴ソール

やはりアッティラさんらしく、魚の絵が彫られております。
J・アッティラ・コヴァーチさん製フルブローグ

東欧靴らしい、重厚感あるフルブローグですね。銀メダル受賞でした。
ヨージェフ・コヴァーチさん

コンクール会場にて、プレスから取材を受けるヨージェフ・コヴァーチさん。今回、英語が話せるアッティラさんから伺って分かったのですが、ハインリッヒ・ディンケルアッカーをプロデュースしたのもヨージェフさんだそうです。
以前に靴談話帳にて、ぢんたさんがヨージェフさんの靴とハインリッヒ・ディンケルアッカーのマイスターシュトックが酷似している点を指摘しておられまして、その予感がピタリ!でした(笑)。
J・アッティラ・コヴァーチさん

ヨージェフ・コヴァーチさんのご子息である、J・アッティラ・コヴァーチさん。コンクールではハンドメイド・シューズを出品しておられましたが、ヨージェフさん同様、整形靴も作っているそうです。アッティラさんのビスポーク・シューズ価格は400ユーロ~。
アッティラさん、ガルーシャの靴が目を引きますが、なんとベルトのバックルにもガルーシャを使用しております!




そして、アッティラさんの息子さんです。未来の靴職人さんでしょうか(笑)、無邪気な笑顔がかわいすぎます。
コヴァーチさん一家

コヴァーチさんご一家です。
ATTILA KOVACS MAP

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ATTILA KOVACS SHOP MAP

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ブダペストにショップを開いたとのお話を頂きましたので、上記地図を追記致しました。(12年11月28日追記)



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