ウィーンの注文靴店 ルドルフ・シェア&ゾーネ
Bespoke shoe maker at Wien RUDOLF SCHEER & SOHNE |
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創業は1816年!ハプスブルグ王家御用達の注文靴店、ルドルフ・シェア&ゾーネのご紹介です。 サイトからの受け売りですが、現在の店名でもある、3代目のルドルフ・シェア氏は、1873年に世界コンテストにて金メダルを獲得。オーストリア・ハンガリー帝国の皇帝、フランツ・ヨーゼフをはじめ、ドイツ、セルビア、ギリシアの王や皇帝の靴も手がけた、まさに伝説的職人だったようです。さらに後継者たちも数々の賞を獲得し、現在は弱冠31歳(04年11月当時)の若旦那・マルクス・シェア氏が、7代目としてお店を任されております。 僕がお店に伺った際も、マルクスさんが応対して下さいました。店内を見て回る僕に対し、お店の隅で黙ってニコニコ笑って立っていたマルクスさんです。 やはり由緒あるお店だけあって、値段もスペシャル!短靴で2,800ユーロ〜。ブーツは3,500ユーロ〜。英仏のビスポーク・シュー・メイカーと同じくらいの価格ですが、オーストリアのビスポーク・シュー・メイカーとしては別格の設定です。ただ、このお店は他のオーストリアのビスポーク・シュー・メイカーと違って仮縫いがありますので、そのせいもあると思います。 また、このお店は六義の花川劉一さんのお気に入りでもあります。花川さんのブログ、右上にある「水引きのローファー」は、このルドルフ・シェア&ゾーネ製だそうです。トウラインはまさにルドルフ・シェア&ゾーネのハウススタイルそのものですね。 ※ 2〜7枚目の画像をクリックして頂きますと、拡大画像が出ます。今回も多数の画像をKAさんよりご提供頂きました。KAさん、どうもありがとうございました! |
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堂々たる風格のルドルフ・シェア&ゾーネの店舗。ウィーンのビスポーク・シュー・メイカーでは、もっとも敷居の高さを感じさせます。 |
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これは驚愕!!サイドゴアもなければ、紐もないホールカットです。この靴をフィットさせつつ、着脱も可能にするには、相当なラストメイキング能力とパターンメイキング能力が必要と思われます。 ソールまで一直線に入ったラインも特徴的ですね。 |
バリントやマテルナをはじめ、オーストリアの靴は、ズングリ気味のシェイプにラウンド・トウが特徴ですが、ここルドルフ・シェア&ゾーネだけが違います。ご覧のとおり、ノーズは長めの(ロングノーズとまではいきませんが)、オーヴァル・トウ。他のオーストリアの靴とは明らかな一線を画します。 |
仮縫い前?の靴。 |
ネイヴィーのモンクストラップ。 |
センター・シームのホールカット。 |
財布は50ユーロ。靴と比べて、革小物は安いですね。 |
40〜45ユーロでベルトも販売されております。 |
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こちらは店内に飾られている靴。ブーツ、特にボタン・アップ・ブーツが多かったです。お客様が貴族なだけに、やはりこのようなハウススタイルになるのでしょうね。まさに包み込むであろう、強烈なまでの踵の曲線に注目!! |
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店内にある靴は、骨董品とも呼ぶべきな、古い物ばかりでした。皇帝へ作った靴もあるそうです。 |
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乗馬靴かな?昔は軍隊の靴も手がけていたそうです。 |
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昔の顧客のラストも多く展示されておりました。ドイツ語がまったく分からない僕ですが、中には、貴族を表す「VON」の文字が入ってる物もありました。王様や、皇帝のラストもあるようですね。 |
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※ このルドルフ・シェア&ゾーネにてビスポークされたsilver streakさんから、以下のような情報を頂きました。実際は、僕の作成した内容と違う点があるとの事です。silver
streakさん、貴重な情報、ありがとうございました!また、上にある、「サイドゴアも紐もないホールカット」ですが、後に調べてみましたところ、センター部分には、隠れてゴアが入っているようです。中心に入っているラインのせいで、分かりにくいんですけどね。(2006年6月4日・追記)。 ルドルフ・シェアですが現在はベルト、財布などの小物は販売されていないそうです。価格も若干かわっています。アポを取って採寸、2〜3ヶ月後に仮縫い(片足のみ)、2〜3ヶ月後に完成 となっています。 1足目 3000ユーロ(注文時1000ユーロ、完成時2000ユーロの支払い) 2足目〜 2100ユーロ |
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RUDOLF SCHEER & SOHNE MAP | |
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