謎の生地RPOL (自己測定目付352g)
Unknown fabric RPOAL
RPOAL?RYDAL?

RPOAL?RYDAL?

RPOAL?RYDAL?

80年代前半〜半ば頃製造と推測されます、Super100'sウールによるウーステッド・フランネルです。

大変美しい焦茶色です。表面には霜がかかったように、うっすらと白が入っておりまして、これがまた玄妙な表情を生み出しております。フランネルならではの暖かみある風合いながら、コシとハリも強く、上質生地である事は疑いようもありません。

ただ、この生地メイカー、どうも聞いた事がないんですよね……。
RPOAL?RYDAL?のラベル


RPOAL?RYDAL?の小プレート

上画像は、生地に付いていたラベルと小プレートですが、これは「Rpoal」と読めばよろしいのでしょうか?発音はルポアル?初めて聞く名です。その後、僕も僕なりに調べてみたのですが、やっぱり分かりません。分かるのはラベルにあるとおり、ハダーズフィールドにあるメイカーと言う事だけですね……。

「Rpoal」ならぬ、「Royal」なんとかと言う生地メイカーでしたらいくつかあるようなのですが、上画像の文字は、果たして「Royal」と読むのでしょうか?はて……。

もしよろしければお詳しい方、この「Rpoal」がどんな生地メイカーか、教えて頂けると幸いでございます……。

もちろん、僕はこの生地が大変気に入っておりますし、どう言うメイカーだろうが、どうでも良いと言えばどうでも良いのですが(笑)、それでもやはり、知識として知りたい衝動に駆られてしまいます。

なお、この生地、購入当初から一部分がかなり虫食いにやられておりまして、スーツを仕立てる事は、おそらく不可能です(笑)。ジャケットしか作れないのでしょうけど、この甘く、暖かく、優しい風合いに惚れて、購入となりました。スタイルとしては英国調ではなく、イタリアっぽい、力の抜けたシルエットの方が、この生地の風合いと合っているかな?と勝手に想像だけ膨らませております。



この記事へのコメント
こんにちは!

またもやオモシロ記事ですね、ありがとうございます!

いやー確かに全く見たことも聞いたこともないですね。

しかも読みにくいですよね、このロゴ(笑)



せっかくなので、スーツ生地の問屋さんの知人に

このブログを見てもらい、意見をもらおうと思います。

また何か分かれば報告いたします!

Posted by スタッフA at 2009年09月18日 10:20



Rydal じゃありません?

Posted by Rydal at 2009年09月18日 18:54



>スタッフAさん
そうなのです、読みにくいのです(笑)。ここからして、調べるのが困難だったりします……。
生地問屋さんに聞いて下さるとの事、お気使い下さいまして恐縮です。どうもありがとうございます。
もしよろしければ、ご負担にならない程度で、聞いて下さると幸いでございます。すいませ〜ん。

>Rydalさん
おお、Rydalですか!確かにそうも読めますね。ありがとうございます。ただ、Rydalで調べてみても、やはり分かりませぬ。謎です……。

Posted by 山下大輔 at 2009年09月19日 03:08



こんばんは、山下さん。

スーツのブログまで立ち上げられるとは相変わらず素晴らしいですね。
自分、スーツはさっぱりわかりませんので読むだけになりそうですが、頑張ってください!

スーツのビスポークしてみたいです。が、先立つものがありません(笑)。

Posted by 笙一郎 at 2009年09月19日 21:12



笙一郎さん、いつもありがとうございます。

スーツと言うより、生地のBlogでございます〜。我ながら、すぐにネタ切れになりそうですね(笑)。生地もスーツも奥が深すぎて、僕は勉強、勉強です。

僕もスーツはビスポークしたくとも、お金が全くございません(笑)。生地だけ持ってる、おかしな状態です……。

Posted by 山下大輔 at 2009年09月20日 01:00



いつの間にか、生地関連のブログがいい感じで増えてますね!驚きです。

 この生地の場合はブランド【名】自体はあまり重要では無いと思います。オーダースーツ業界がまだまだ隆盛のころ、いわゆるハンドオーダーのお店、百貨店、イージーオーダーのお店など、スーツ価格の大きく異なる業界が沢山存在した時代の話です。

 生地メーカーあるいは、問屋さんは「効率」を考えると同じ生地を沢山作りたかった訳です。ところが価格の異なる各業態は、「同じ生地」では困る事が多かった訳です。そこで抜け道として考えられた手法が、『生地の耳にはブランド名を入れず、下げ札や織りネームを変える!』というモノです。

 この生地が実際にどうかは不明ですが、ポイントは「生地にブランド名が入っていない」という事です。上記の様な販売形態に沿って作られたブランドであると考える事もできます。

 ※※生地の良し悪しと、ブランドは全く関係がありません※※
この素材も、年代的にはSuper80'とかが高級な時代にSUPER100'sで作られている点や、画像で見ただけでも3色~4色の原毛を混ぜた糸(トップ染め)で織られている点、風合いは触って無いので厳密には不明ですが、(山下さんが惚れ込む素材ですからかなり・・と思います。)かなり良い素材と思われます。

 ちなみに耳文字の入れ方にはメーカー毎のクセがあり、年代物ですと??ですが、何となく一部ダンヒル素材の耳文字に近いので、恐らく英国の有名メーカーさんの生地とは思われます。

Posted by 福岡 良介 at 2009年09月30日 12:10



>福岡良介さん
再び興味深い情報、どうもありがとうございます。
ブランド名と生地の良し悪しが関係ないのは当然承知なのですが、聞いた事ないメイカーだけに、詳しく知りたく思いました(笑)。
『生地の耳にはブランド名を入れず、下げ札や織りネームを変える』手法、まったく知りませんでした。売るための工夫、面白いです!
プロの方は画像だけでトップ染めか否か分かるのですね……やっぱり凄いです!(笑)
仰いますとおり、この生地は相当上質ですし、また僕自身、大分気に入っております。ジャケット分しか仕立てられないでしょうけど、それでも買いましたから……。

Posted by 山下大輔 at 2009年10月01日 21:55



(※このテキストは、09年9月17日に別Blog「The Artistic Fabric」にて書いた記事を転載したものです)






Shoes top
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送