プラハの注文服店
Bespoke tailor & Clothing shop at Praha |
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雑誌「LAST」Vol.3の、バリントのページで「帝国の時代から、洋服はチェコ、靴はハンガリーが中心といわれていました」とのコメントがあります。そんなチェコの首都・プラハにあるショップのご紹介です。 とは言うものの……やはり東欧、元々は共産圏。西欧と比べて、物が豊かではありません。服飾の分野で良質の品を見つけるのは、少々苦労します。誤解を恐れずに簡潔に言えば、ブランド品が少ないですね。 そんな中でも、オッと思ったショップを3店発見しましたので、ご紹介させて頂きます。なお、チェコはもうすぐEUに加盟予定でして、そのせいで物価が上昇傾向にあります。なので、下記にある価格も変わっているかもしれません……ご了承下さい。ちなみに、僕がプラハに滞在していたのは04年11月16~20日です。 ※ 5~8枚目の画像をクリックして頂きますと、拡大画像が出ます。 |
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ビスポーク・テイラー ADAM STEINER | |
住所はVaclavske nam.24,Praha1。ヴァーツラフ広場に面したところにある、アダム・シュタイナーです。ゴルフウェアのお店ですが、店の奥ではビスポーク・スーツも受け付けておりました。 ※その後、移転したようで、現在の住所はPolitickych veznu10,Praha 1。(2013年6月8日追記) 大きな地図で見る |
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ビスポーク・スーツは2ピースで21,000コルナ(約85,000円)~。生地はドーメル、ホーランド&シェリーがありました。上のショウ・ウィンドゥでは、シャツは500コルナ(約2,100円)と書かれておりますが、こちらはビスポークの価格どうかは分かりません。 |
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イタリア系セレクトショップ Reporter | |
イタリアンブランドのみを取り扱うセレクトショップ、レポーターです。ですが、ここのショップの住所、調べて来ませんでした……すいません。ユダヤ人地区あたりにあったと思うのですが。 こちらは既製品のみで、注文服は扱っておりません。ここのお店では、「Handmade SHOES FOR MEN」も飾られておりまして、ちょっと驚きました(笑)。靴ではサントーニとシルヴァノ・ラタンツィに、ちょっと珍しい?ベッタニン・ヴェントゥーリ(日本では05年11月より本格展開。ただ、いくつかのショップでは以前より扱い有)がありました。ベッタニン・ヴェントゥーリは、ハンドソーン・ウェルテッド製法はもちろん、カデノン製法もありました。 ここのお店のスタッフさんに、チェコ製のハンドメイド・シューズを販売しているショップを教えて欲しいと伺ったところ、「ない」とのお返事でした……。実際僕も、プラハの中心街は大分歩いたのですが、ハンドメイド・シューズは見当たりませんでした。まず、チェコではウェルト製の靴を履いている人がかなり珍しく、売られているお店も極めて少ないです。どこもセメント製法ばかりで……。スーツ姿の人も少ないです。 僕がチェコのショップで、そこそこのクォリティの靴を見かけたのは、このレポーターとブリオーニの路面店だけでした。あとは少しクォリティが落ちて、サラマンダーのオンリーショップでしょうか。 とは言っても、ゲオルグ・マテルナ親方もチェコ系の人だし、ニコラス・トゥーセック氏もチェコスロバキア出身。今でもチェコのどこかに、ハンドメイド・シューズは残っている気がするんだけどなあ~! ちなみにここのスタッフさん、良い人でした。僕が店内にあるサントーニを見ていると、サントーニの立派なカタログを下さいました。190cmはあろうかの長身で、20代後半ぐらい?髭を生やしたハンサムなお兄さんです。 |
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ビスポーク・テイラー REXIM | |
高級感ありまくりのテイラーだったのが、ここレキシムです。住所はParizska 23 Praha1と、ユダヤ人地区にあります。お店は地下にありまして、常時鍵がかかっております(!)。入店するには、地上口に衛兵のような方が立っておりますので(門番?)、その人に鍵を開けてもらわなくてはなりません。まるで秘密基地です(笑)。 そんな敷居の高さなので、緊張しつつ入店した僕ですが、スタッフさんはとても気さく。笑顔で応対して下さり、撮影にも協力的でした(笑)。スーツの完成までは約3週間。仮縫いは3回行うそうです。価格は2ピーススーツで29,630コルナ(約12万円)と表記されておりましたが、スタッフさんによると、15~20万ぐらいの予算で考えた方が良いとの事でした。シャツのビスポークも行っているようです。 生地はドーメル中心でした。ドーメルしかないかもしれません。エクスクルーシヴの生地もあるようです。ドーメルは東欧の進出に成功してるのでしょうか?ワルシャワでも、ドーメルのみを取り扱うビスポーク・テイラーがありました。 ちなみにここのスタッフさん、僕が帰る際に「えーと、日本語では…………」と少し考えた後、「さようなら」と日本語で言って下さって、嬉しかったです(笑)。 ※その後、移転したようで、現在の住所は、St.Elisky Krasnohorske 12 Prague1。(2013年6月8日追記) 大きな地図で見る |
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地上口に飾られているサンプル。 |
左に同じくです。 |
ご覧のとおり、ガッシリ肩の張った英国調がハウススタイルです。 |
左のジャケットの後姿。 |
オマケです。プラハのカレル橋での一枚。ここは夜景も美しいんですよ~。パリ、ブダペストとともに、世界一美しい街と呼ばれているのは伊達ではありませんでした。もっとも、中心街を少し離れると、落書きが目立つんですけどね(笑)。メトロも落書きがすごいです! |
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