ロンドンのオーソペディ注文靴店
ジェイムス・テイラー&サン

Bespoke shoe maker at London JAMES TAYLOR & SON
ジェイムス・テイラー&サン」は"オーソペディック"、つまり足の健康を重視してのビスポーク・シュー・メイカーです。僕はこのお店の存在を、雑誌「シューフィル」の98年夏号にて知りました。
もっとも、オーソペディック・シューズ一辺倒というわけではないようで、サンプルの中には、さも英国靴なモデルも存在し、注文次第でエレガントな靴も作ってもらえそうです。

また、他店で買った靴のリペアや、フィットの調整相談も受け付けているようです。そのせいか、他のビスポーク・シュー・メイカーと比べて敷居は低く、お客さんの出入りも多かったです。

お店には、やはり足に障害を持っている方が多く来店しておられました。僕が店内にいた時には、40代ぐらいの女性がビスポーク・シューズの仮縫いを行っておりまして、店主のピーター・シュヴァイガー氏がフィッティングの対応をしておられました。注文されていたモデルは、センター・シームの3アイレット・ダービー。アッパーの革の色は、なんとマリン・ブルー!女性ならではセレクトですね。
あと、現在では見かける事が珍しくなった、英国製メルトニアンが販売されておりました(04年11月時点)。

お店は、メトロのベイカー・ストリート駅から徒歩5分くらいの所にあります。

では以下から、画像とコメントになります。

※ 3・4・13~16、19~22枚目の画像をクリックして頂ければ拡大画像が出ます。




ジェイムス・テイラー&サン、看板

ジェイムス・テイラー&サンの看板。創業は1857年の堂々たる老舗です。
ジェイムス・テイラー&サン、ロゴマーク

うまく撮れなかったですが、「TAYLOR & SON MAKERS」、そして住所と入ったロゴマーク。他のビスポーク・シュー・メイカーと比べて、シンプルですね。

ジェイムス・テイラー&サン、レディースサンプル

店頭に飾られているサンプル。おそらく、レディースだと思われます。レディースとしては、他にもブーツ、サンダル、パンプス、ハイヒールも作って下さるようです。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル

同じく、店頭に飾られているサンプル。

ジェイムス・テイラー&サンで販売されるビルケンシュトック

やはりオーソペディック・シュー・メイカーなのでしょう。ビルケンシュトックも販売されております。
また、フィット調整のための中敷きも売られておりました。
ジェイムス・テイラー&サン、スワッチ

ビスポーク・シュー・メイカーですから、当然、素材もスムース・レザー、グレイン・レザー、スウェードと揃っているのですが、ちょっと変わっているのが、このメッシュ革です。蒸れるのを避けて、コンフォート性を重視しようという事でしょうか。エキゾチック・レザーが少な目なのも、メイカーとしての方向性が感じられました。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル2
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル3

こちらは店内にあるサンプルです。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル4
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル5

かなり古そうですね。ボタンアップ・ブーツ。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル6

こちらもかなり古そうです。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル7

ジェイムス・テイラー&サン、サンプル8

ボール部分が広く、ノーズも短いのはオーソペディック・シュー・メイカーならではでしょうか。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル9

左にあるは、ここのお店ならでは?メッシュ革の靴です。デザイン的にはおじさんっぽいですが……。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル10

しかしこのような、英国スタイルも存在します。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル11

こちらのメッシュの靴はセメント製法でしょうか?
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル12
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル13

ノルウィージャン・ウェルテッド製法のクロコ・シューズは存在感ありますね~。
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル14

サンダルもビスポークで作って下さいます。もちろん、ハンドソーン・ウェルテッド製法!
ジェイムス・テイラー&サン、サンプル15

英国の香り漂うセミブローグ。
ジェイムス・テイラー氏

創業者であるジェイムス・テイラー氏。
ハンネス・レオ・シュヴァイガー

お店にオーソペディックの技術を導入した、ハンネス・レオ・シュヴァイガー氏。現在は、実子であるピーター・シュヴァイガー氏が5代目店主を務めております。
ジェイムス・テイラー&サン、価格表

ジェイムス・テイラー&サンの価格表。ハンドソーン・ウェルテッド製法で1,275£~、シュー・トゥリーが175£と、ロンドンの他のビスポーク・シュー・メイカーと比べて、価格は抑え目ですね。また、一度顧客になると、2足目からは105£安くなるようです。フルブローグになると、値段が100£増しになるのは「?」ですが、装飾性は2の次という事でしょうかね。
「ファー・ラインド」という項目も目を引きますね。ライニングに起毛素材を用いて保温性を高めた、冬用靴と思われます。足の健康を重視する、このメイカーならでは!ですね。
足に不安のある方が、できるだけ利用しやすいようにとする姿勢が感じられ、好感持てます。



JAMES TAYLOR & SON MAP

大きな地図で見る






Shoes top
SEO [PR] !uO z[y[WJ Cu