国際靴職人技能コンクール2010年
金メダル受賞 奥山大

International Efficiency Contest of the Shoemakers 2010
- Masaru Okuyama -

2010年のコンクールにて、金メダルを受賞されたもう一人の日本人職人が、奥山大さんです。奥山さんは07年からサルワカ・フットウェア・カレッジにて靴作りを学び、サルワカ時代は三澤さんにも教わっていたそうです。




授賞式での奥山さん。
奥山大さん製ホールカット

金メダルを受賞された、美しいホールカット。ラストもご自身で製作されたそうです。
奥山大さん製ホールカット

ホールカットのため、端正なフォルムと、美しい革の質感が際立ちますね。
奥山大さん製ホールカット右足

アッパーはアノネイを使用。

奥山大さん製ホールカット左足

そして、ソールにはベイカーを使用したそうです。ベヴェルド・ウェストの仕上がりも良く分かりますね。
奥山大さん製ホールカットヒール

通常、ホールカットの場合、継ぎ目はヒール中央に入りますが、奥山さんはご覧のとおり、継ぎ目を意図的にサイドにずらし、さらに曲線で切り返し、パーフォレイションで装飾しております。ただのホールカットでは終わらぬ、さりげないデザインが素敵です。


奥山大さんとヨージェフ・コヴァーチさん

「これを作ったのは誰だ?」
ハンガリーでご活躍されている靴職人、ヨージェフ・コヴァーチさんが奥山さんの靴にご注目。奥山さんと名刺交換を求めておりました。また、ヨージェフさん以外の靴職人さんも、奥山さんの靴は気になっているご様子でした。

奥山さんは香港在住のため、これからは香港にてビスポーク・シュー・メイカーを起したいと言うお話でした。実際、奥山さんは会場にて、いくつかのメイカーとパーツ取引の商談をされておりました。

※その後、香港にてビスポーク・シューメイカーを始動されました。(10年5月20日追記)







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