国際靴職人技能コンクール2007年 金メダル受賞 カレッゲー・セガリン International Efficiency Contest of the Shoemakers 2007 - CALLEGHER SEGALIN - |
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ヴェネツィアにあるビスポーク・シュー・メイカー、セガリンもこのコンクールに出展されておりました。お店にあるサンプルもそうでしたが、クラシックを踏襲しながら、どこかに遊び心を入れるのは、さすがのデザインセンスですね。 セガリンさんはこのコンクールは初参加だそうですが、イタリアにおけるコンクールでは、過去に何度も金メダルを受賞されているそうです。 まず、こちらの靴では銅メダルの受賞でした。変則アダレイドのうえ、切り替えしに紅色のパイピングを入れるなど、凝ったデザインですね。チゼル気味のラインといい、ワイルドかつモードな雰囲気が漂います! |
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コバを張らせて白の太い出し縫い糸を入れ、ワイルドな雰囲気を演出しておりますね。 |
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こちらのハイヒールでは金メダルを受賞です!クロコダイル革を使用しておりますが、中央に斑の小さい革を使い、アクセントとしておりますね。上の靴や、こちらのページ左下にある靴もそうですが、切り替えしを境に斑の大きさを変えるのは、セガリン得意のデザインなのでしょうか。 |
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こちらのハイヒールでも、切り替えしに紅色のパイピングを入れておりますね。 |
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こちらは銅メダルです。一見はリザード革のホールカットですが、よく見ると、W字の切り替えしが入っておりますね。さすがに、遊び心を忘れておりません! |
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長すぎないノーズとラウントトウは、クラシックなラインですね。 |
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こちらのジョッパー・ブーツでも金メダルを受賞しておられました。個人的には、出展された4足のうち、このブーツが一番好きです。リザード革とスエードのコンビで、しかも3色使いと、センスあふれる一足!程良い長さのトウラインも美しいです。 |
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アッパーの変則的な切り替えしに、オシャレ感が存分に漂います。色使い、素材使いも絶妙ですね。 |
こちらのアングルでも、切り替えしのデザインがよく分かると思います。 |
授賞式の様子です。賞状を受け取っていらっしゃる方は、セガリン靴店の3代目、シモーネ・セガリンさん。工房では、デザインとパターン作成をご担当されているそうです。 |
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会場内で撮影した画像です。中央が親方であり、2代目のセルジオ・セガリンさん。既に70歳過ぎだそうですが、まだまだ現役でご活躍中の大ヴェテランです。左のシモーネさんは、セルジオさんのご子息になります。お二人とも、人懐っこく陽気な方で、会場では気さくにお話して下さいました(笑)。なお、工房ではこのお二人以外に、底付け担当の職人さんと、仕上げ担当の職人さんが、それぞれお一人づついらっしゃるそうです。 そして、右の日本人女性は、セガリンにて靴職人修行をされている三樹純世さんです。三樹さんは日本で靴製作を学び始め、その後、渡伊。イタリアではフィレンツェの学校に通った後、フィレンツェをはじめ、いくつかのビスポーク・シュー・メイカーを見て周り、やがて、このセガリンに辿り着いたそうです。 「ヴェネツィアは観光目的で行ったんですが、そこでセガリンを見つけて、これだ!と思いました」 他のビスポーク・シュー・メイカーにはない、艶のある独創性あふれるデザインと、色使いのセンスに惹かれたとお話されておりました。三樹さんは06年10月に、ご自分で作った靴をセガリンに持って行き、飛び込みで弟子入りを志願。そして見事、弟子入りを認められたそうです。 「とても温かい、良い人たちばかりです。イタリア人の良いところを見ました」 三樹さんはセガリンでの修行生活をそう話されており、楽しく、充実した毎日である事が伝わって来ました。 三樹さんはコンクール会場にて、セガリンさん親子と僕の通訳をして下り、セガリン靴店についても詳しくご説明して下さいました。どうもありがとうございました。 |
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