国際靴職人技能コンクール2007年 名誉賞&金メダル受賞 ホルスト,ジークフリート・カーラート International Efficiency Contest of the Shoemakers 2007 - Horst + Siegfried Kahlert -
おそらく肉親同士（親子？兄弟？）の、ジークフリート・カーラートさんと、ホルスト・カーラートさんの作品です。主に修理部門での出展でしたが、決して修理専門業者というわけではなく、靴職人としても、マイスター資格をしっかりお持ちのようです。お二人はドイツの北にある、レアー（Leer）という小さな町で営業されておりまして、住所はLeer Brunnenstr. 21です。 そして、ジークフリートさんは、今大会でメダルだけでなく、ヨーロッパ革販売業者中央連合名誉賞を受賞しております。修理部門での名誉集受賞者は、ジークフリートさんだけでした。 ジークフリート・カーラートさんの修理部門作品です。左の状態の靴が、右のように修理されるという事ですね。びっしり打ち込まれた釘、ペインティング、そして中央に描かれた絵と、凝りに凝ったリペアです。
この細かな描き込み！機能性はないものの、見事な装飾です。
ジークフリートさんは、こちらの修理で金メダル受賞です。バラの描き込みに目が行きますが、ヒールにも細かく釘打ちされており、丁寧な仕事ですね。
さらにこちらでも、ジークフリートさんは修理部門の金メダル受賞でした。やはり得意？の絵が施されておりますね。靴としても、緑のリザードとスエードのコンビと、面白いデザインです。
こちらは左足のソール画像。左右、違う絵を描いている事がお分かり頂けると思います。
このスリップォンはホルスト・カーラートさんの作品。スタンダード靴部門での銀メダルでした。
履きこなすのが難しいほどの豪奢なデザインで、しかもピカピカに磨き上げられておりますね。	インソールも装飾されております。クッション性が増す効果もあるのでしょうか？
こちらは、ホルストさんの修理部門作品で、金メダルを受賞です。細かい釘打ちやペインティングなど、やはりジークフリートさんと共通する作風ですね。
こちらも、ホルストさんの修理部門作品です。やはり釘打ちが凄いです……。 以前に伺った話なのですが、その昔、英国でも靴修理職人さんのコンテストがあったそうです。そして、そのコンテストでも、やはり修理靴のソールに装飾を施して腕前を競い合ったとか。職人さんの技術が皆様に披露できる場所は、残って欲しいものですね。
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