国際靴職人技能コンクール2007年 イタリアの靴職人 International Efficiency Contest of the Shoemakers 2007 - Shoe maker of Italy -
コンクールでは以前に掲載したセガリンさんを含め、イタリアからは計８名の職人さんが出展しておられました。その中でも秀作と感じた、３名の職人さんの作品をご紹介させて頂きます。 レッツァートにて活動しておられる、ダミアーノ・ラコペッタさんの作品です。太い糸を使用したノルウィージャン・ウェルテッド製法にスクエア・トウが、いかにもイタリア靴らしいですね。レースステイにまで及ぶパイピング処理が丁寧な仕事です。
画像がピンボケしてしまって恐縮ですが、こちらもラコペッタさんの作品です。中央にオーストレッグ（ダチョウの脚）を配し、インパクトあるデザインとなっておりますね。 これら二作品はともに、スタンダード靴部門金メダル受賞となりました。さらにラコペッタさんは、ドイツハンドメイド･シューズ中央連合名誉賞も受賞し、今回出展されたイタリア人職人さんで、唯一の名誉賞受賞者でした。
貴族的な細工を施した、美しいハイヒールですね。モルヴェーナからベルトロ･ジョヴァンニ・バッティスタさんによる、銀メダル受賞作品です。ベルトロさんのサイトを読みますと前回も出展されたようで、さらに地元のヴィチェンツァ県のコンクールにも出展したりと、意欲的な活動の様子が伺えます。 ベルトロさんのお店の住所は、Corso Fogazzaro 107, 36100 Vicenzaです。
鮮やかな色使い、丁寧かつ細かな装飾が素晴らしいですね。なお、ベルトロさんはレディースだけでなく、メンズも作っているようです。	ヒールにはガラス玉（ビー玉？笑）と、この遊び心にセンスを感じます！
小細工なし、正統派のデザインで真っ向勝負！ガッララーテからブルーノ・ドメニコさんの作品です。
６アイレットに、飾り気のないオーヴァル・トウがクラシック感漂います。こちらの作品では銀メダル受賞でした。
同じくドメニコさんの作品です。どこかの英国靴と間違えてしまいそうなほど、普遍的なセミブローグですね。
この作品では金メダル受賞となりました。
ドメニコさんは、さらにもう一足出展されておりました。表情は、やはり英国的ですね。
このフルブローグでも金メダルでした。ドメニコさんの店舗住所はVia Cadolini, 21013 Gallarate Italiaです。
Giovanni Battista Bertollo MAP
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Bruno Domenico MAP
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