パリのオーダーシャツ Charvet |
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2001年3月にパリ旅行に行って参りまして、その際、パリのヴァンドーム広場にあります、シャルヴェの本店にて、シャツをオーダーして参りました。何かの参考になればと思い、感想等を書かせて頂きます。 まずシャルヴェの本店では、オーダーには3通りの方法があるようです。 1・スペシャルオーダー何分、オーダーしたのが結構前ですので、値段はユーロではなくフランでしか知らないです。すいません。価格も変わっている可能性がありますので、ご了承下さい。参考までに、僕が注文した当時の為替は1フラン=16円ほどでした。 |
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僕はパリに何度も来る余裕も無いので、とりあえずセミオーダーでシャツを作って頂くことに。僕がシャルヴェに来店した際には日本人スタッフの方がいらっしゃいまして、その方に応対して頂きました。 僕が選んだ生地は120番手のロイヤルオックスフォード。値段は1,900フランとなりました。生地以外に僕が注文したことは、 1・カジュアルシャツが欲しいこと(生地からして当然なんですが……念の為言いました。ある意味、失礼ですね) 2・プラケットフロント(前立てを表に出す) 3・胸ポケットあり ということのみで、それ以外はすべて、「シャルヴェのスタイルにお任せします」としました。 その結果完成したのが、右上の画像ですね。完成したシャツは日本に送って頂きまして、以来、割と良く着ています。ベルルッティのアンディと合わせることが多いですね。と言いますか、アンディと合わせられるシャツが欲しくて、この生地を選びました(笑)。 裾はシャルヴェならではの、直線にカットされたスクエアカット。 気になるのが、通常、シャツのボタンは6~7つ付くものですが、僕のはご覧のとおり、5つしか付いてないんですよね。あと、着丈が思っていたより短いです。これは僕がおチビだから自ずとそうなったのか、それとも、これがシャルヴェのスタイルなのかは分かりません。個人的に違和感がありますので、次回注文する時には、この点を改善したいですね。 |
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① |
② |
③ |
④ |
シャツの各所を見ていきますと……。 ①画像・着用してみるとこんなカンジです。僕はご覧のとおり、結構ななで肩でして、既製のシャツだと肩から胸のあたりに皺がかなり入って、違和感ある着心地になります。しかし、こちらはさすがに型紙から起こしているだけあって、皺も少ないですね。 ②画像・アームホールは当然ながら小さく、大分動きやすいです。シャルヴェの場合、ハンドによる仕事はほとんどないのですが、それでも実用上、まったく問題ありません。 ③画像・シャルヴェのシャツは柄合わせがしっかり行われていることもよく言われますが、まさにそのとおりですね。難しい、袖やショルダーヨークとの継ぎ目部分ですら、ズレがかなり少ないです。 ④画像・ちょっと分かりにくいかもしれませんが、胸ポケット部分。こちらの柄合わせはまさに完璧!少し離れて見るだけで、ポケットの存在が分からなくなってしまうほどです。 |
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シャルヴェの店内は、よくメディアでも取り上げられるとおり、生地の量がもうとにかく圧倒的です。生地が見本帳ではなく、反物として置いてあるのがまた凄いです。量が多いだけに、スタッフの方も心得てらっしゃのか、生地選びには積極的に相談に乗って下さいます。また、反物として置いてあるだけに、柄物の生地でも完成品がイメージしやすいのも嬉しいですね。 あと、オーダー品に関しては、生地は一度水に漬けて、縮ませたものを使用して作るとのことでした。既製品は、そういう処理はされてないみたいですね。 採寸はパタンナーの方が自らやって下さいまして、もちろん、その方が自分の型紙も作って下さいます。 オーダーシャツによくある、注文主のイニシャルについてですが、これはとくに指定が無い場合は、襟の裏に入るようです。ただし、胸ポケットありのシャツの場合、その胸ポケットの裏に入るとの事。僕はイニシャルなしで注文しました。 セミ・オーダーの場合、完成までは3週間。なお、16%の免税がありまして、シャルヴェでは支払い時に、その場で免税された額を支払います。つまり僕の場合は、1,900フランから16%引きの、1,596フランを払いました。支払いの後、後日、免税額が戻ってくるというシステムではありません。 注文を終えた後、スタッフの方から、「次回注文する際には、2週間前までに連絡して頂ければ型紙を用意しておきます」と言われました。次の機会には、できれば今度は仮縫い付きでオーダーしたいですね。 |
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Charvet MAP | |
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