Yellow ratさんご提供、今は無きシュー・メイカー
ボストニアンのカタログ 1915年
Fine shoe maker catalog BOSTONIANS |
yellow ratさんより頂きました、ボストニアンの1915年のカタログです!アメリカ靴と言えば、現在では質実剛健なイメージが強いですが、このボストニアンでは、流麗で美しいシルエットを誇ってますね。
以下のコメント、またもyellow ratさんから色々教えて頂きつつ、書きましたので(ありがとうございました!)、ご覧下さい。yellow
ratさん、貴重な史料のご提供、どうもありがとうございました!
※ それぞれの画像をクリックして頂ければ拡大画像が出ます。 |
裏表紙に「D.S.Harris & Bro.」と書かれておりますが、ボストニアンを扱っていたショップ名でしょうか?
映画の「オー・ブラザー!」に、ボストニアンの靴箱のアップシーンが出てきますが、ロゴマークがちょっと違いますね。 |
「キャンバス仕様の盛夏用の靴」「粋な英国風ラスト」とありますね。以下もそうですが、それぞれの靴ごとに用途が書かれているのが面白いです。どういったシーンで履いて欲しいか、メイカー側の美意識が感じられますね。 |
ドレッシーなバルモラル・ブーツ。グレイ(煙みたいなグレイ)の布とのコンビのようです。こちらは早春の時期に。 |
好みのうるさい人の要求に応えます、"魅力的な"ブラッチャー・ブーツ。 |
活動的な人へ、ラバー・ソールのブーツ。 |
パンチド・キャップトウは海岸、湖、山へ行く、休暇の服装用に。左は淡黄褐色の布とのコンビのようです。 |
エレガントなデザインのせいでしょうか?"正当な靴"とあります。 |
上と同じモデルでしょうか?"誰もが満足する、美しく、素晴らしい靴" |
"きちんとした"黒のバルモラル・キャップトウは準礼装用、或いは仕事用とあります。現在、短靴でしたら5アイレットが主流ですが、このカタログでは、6アイレットが標準みたいですね。この時代では、短靴だと正装にならなかったようです。 |
最後に、若者から年配者まで、多くの人に好まれる、ブルドッグ・トウのボタンアップ・ブーツ。
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