ぢんたさん所有のアルカンド

Bespoke shoe maker at Milano ARCANDO
ぢんたさん所有の、現在では閉店してしまったミラノの注文靴店、アルカンドです。
やや大ぶりのスクエアトウがイタリアの注文靴店らしいですね。せり上がった甲の立体感もお見事!といったところでしょうか。ヒールが高いのも特徴ですね。
なお、4枚目にあるアルカンドのロゴ画像ですが、これは閉店する頃よりも、さらに昔に使われていたロゴだそうです。



このアルカンドなのですが、ちょっと不思議?な作りをしております。
と言いますのも、3枚目の画像をご覧頂ければ分かりやすいのですが、出し縫いが前半分しか見えません。通常のハンドソーンウェルト製法でしたら、もっと後部分まで出し縫いが入っているはずです。ということは、完全なハンドソーンウェルト製法ではなく、前半分だけウェルト製で、後部分はマッケイ製法なのか?と考えられるのですが、ところがどっこい、5枚目の画像をご覧下さい。
半敷きを剥がした画像なのですが、両端が波打っているのがご確認頂けると思います。この「波打っている」ということは、ハンドで掬い縫いが行われている何よりの証拠です。もし後部分がマッケイ製法でしたら、当然、この部分に掬い縫いが入ることはなく(ちなみに、機械で掬い縫いをしても波打つことはありません)、この部分には出し縫いのステッチが入るはずです。
要するに、後部分がマッケイ製法ということはなく、ウェルトの縫い付けが行われている、ということですね。

つまり、完全なハンドソーンウェルト製法でありながら、エレガントに見せるため、後部分のコバをなくした(潰した?)作りにしている、ということでしょうか?後部分はウェルトが見えない(存在しない?)のに、どうやって掬い縫いをしているのか……謎ですね。詳しい事は僕では分からないのですが、とにかく、相当高度な技術で作られているのは間違いなさそうです。

この作りに関しまして、詳細がお分かりの方がいらっしゃいましたら、教えてやって下さい。よろしくお願い致します。

ぢんたさん、大変貴重な画像、どうもありがとうございました。

※ 上4枚の画像は、クリックして頂ければ拡大画像が出ます。ただ、かなり大きく、重いです。ご了承下さい。
ぢんたさん所有のアルカンド
ぢんたさん所有のアルカンド2
ぢんたさん所有のアルカンド3
ぢんたさん所有のアルカンドのロゴ
ぢんたさん所有のアルカンドインソックス



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